1.実は正社員が不足!
平成25年8月の労働経済動向調査の結果が厚生労働省から発表されました。年に4回、事業所30人以上の規模で調査しています。正社員等の過不足状況について、雇用判断D.I.の表より掲載します。
正社員は調査産業計で15ポイントと9期連続して不足となりました(「不足」-「過剰」,単位:ポイント)。
ポイントの高い業種を抜粋しました。
「建設業」29ポイント
「情報通信業(ソフトウエア等)」23ポイント
「運輸・郵便業」30ポイント
「宿泊、飲食サービス業」26ポイント
「医療・福祉業」36ポイント
※人員過剰は「金融・保険業」のみで、△3ポイントでした。
パートタイムはどの業種も不足。
とくにパートタイムが主戦力となる業種は、圧倒的に不足しています。
「宿泊、飲食サービス業」47ポイント
「医療、福祉業」48ポイント
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/1308/
2.雇用のミスマッチ
神奈川労働局の資料によると、神奈川県内平成25年8月の有効求人倍率は0.71倍です。
平成21年8月~12月の0.37倍から持ち直しつつあるものの、
就職できない人はまだ多くいます。
3.大事なのは仕事へのやる気
国のジョブカード制度をご存知ですか?
働く人のキャリアをカードに記録する制度です。
制度の内容↓
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jc09.html
求人広告を出しても人が来ない。規模が小さな会社は特に採用に苦労します。
中でもソフトウェア業、介護・福祉業、建設業などは学びと経験が必要ですが、
経験者の採用はなかなか厳しいのが現状です。
ジョブカード制度を使うと、未経験者の教育訓練に助成金を活用することができます。
働く側にも、経営者側にも嬉しい制度です。
助成金のこと、ジョブカードのことが知りたい方は
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