前回のブログの続きです。
「研修の見える化」をしたいけれど、どこから取り掛かったらいいかわからないという場合、厚生労働省にいいサイトがありますのでご紹介します。

モデル評価シートとモデルカリキュラム 一覧表

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000127397.html

メリット1.「研修の見える化」がスムーズ

研修内容(厚生労働省では訓練と呼んでいます)が、モデルカリキュラムとして既に作成してあります。それぞれの研修時間分も記載してあります。
取り扱う職種が少しずつ増えており、製造業だけでなく、サービス業、ITソフトウェア関係でも利用がしやすくなりました。
実際に使用する際にはモデルカリキュラムに会社や訓練生に合わせて手を加えていきます。もし、見合った職種がなくても、基礎的なことはひっぱってこれます。

メリット2.人事評価に使える

同じHP上に、モデル評価シートというのがあります。これは、訓練生が身に付けたことを本人と評価者が人事評価する際に活用できます。

メリット3.助成金が活用できる

非正規社員ならキャリアアップ助成金、正社員にはキャリア形成促進助成金が活用できます。研修時間にかかる賃金助成、外部に頼んだ場合の外部講師費用等々を助成金で一部返って来ます。非正規社員でしたら、訓練後正社員になる場合、訓練に対する助成金と正社員になったことの助成金両方が活用できます(対象者の要件あり)。

デメリットとしては、①要件が細かいので手続が難しいこと②事前に計画の作成と届出すること③訓練生が事前に面談や、カリキュラムにOKをもらう必要があり、訓練開始までに数ヶ月かかること④訓練生を正社員にするならば就業規則の変更が必要なこと、です。助成金は、支給要件や額は度々変更がありますし手順を間違えると支給されなくなりますので、余裕をもって計画的に取りかかることをお勧めします。